k-takahashi's blog

個人雑記用

ダライ・ラマから学ぶWEB2.0時代のマーケティング

ちょっと飛ばし気味の記事ですし、そもそも essa さんにチベットリンクするのも趣旨がずれるような気もしますが、面白かったので。

堂々と「主役はYou(あなた方)だ」とかそんなことを言うあなたはネット業界の回し者ですか?とツッコミを入れたくなったけど、積極的に相手の判断を求める、このものの言い方は、実にWeb2.0的だと思った。

ダライ・ラマから学ぶWEB2.0時代のマーケティング - アンカテ

北京政権の圧力にも関わらず、氏のメッセージが世界中(北京政権実効支配地域を除く)に届くところも、ウェブの賜でしょうかね。(これに「宗教」とか「政治問題」とかレッテルを貼って、未成年者からフィルタリングしたりとかしないよね?>法案準備中の議員先生方)
今のダライ・ラマが生まれたのは1935年。第2次大戦前のこと。半世紀以上これを続けているのだから、大物であることは間違いない。


 ところで、この記事に対して

非暴力で穏健なダライラマというけど、そのイメージこそ「ダライラママーケティング」によって作為された実体の無いイメージなのでは?

はてなブックマーク - ダライ・ラマから学ぶWEB2.0時代のマーケティング - アンカテ

とコメントを付けておられるお方がおられる。そうだとして、みんながそのイメージに従って、暴力に反対し、話し合いを行い、それにふさわしい五輪が開催され、チベットに緩やかな自治がもたらされたとして、いったい何が問題なのか、と思う。
それはさておき、ウェブ2.0時代に「実体のないイメージ」を用いたマーケティングを維持するのは非常に困難。とはいえ、新聞とテレビを総動員した北京政権シンパのマーケティングもそれなりに機能し続けているから油断は禁物ですね。とにかく見続けましょう。それが "Eyes On Tibet"。