神奈川県では、これをさらに進め、公共的施設の室内またはこれに準ずる環境における原則禁煙を目指す「神奈川県公共的施設における禁煙条例(仮称)」の制定に向け、平成19年度から検討委員会を設置し検討を続けてまいりました。
この検討委員会での議論や県民・事業者などからの意見聴取等を踏まえ、県として条例の基本的考え方をとりまとめましたので、ご意見をお寄せください。
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kenkou/gan/tobacco/tobacco_pubcom01.html
すでに、組織的妨害が始まっているとの話も耳にしますので、実現を願う人は簡単で結構ですので、コメントを送りましょう。
私が送ったコメントは以下の通りです。
非常に素晴らしい条例だと思います。今後制定までにJTなどの組織的妨害が激しくなると思いますが、負けずに実現にこぎ着けて頂きたいと思います。
現在の案でも実施できれば画期的と思いますが、以下を検討にくわえていただければと思います。
1)事務所などを含めて欲しい
私の勤務先ではオフィスや会議室は禁煙となっていますが、不思議なことに応接用会議室は喫煙可となっています。中には喫煙を希望されるお客様もいるということで、完全禁煙に踏み切れないのですが、お客様が喫煙されるよりは、会社側の人間が勝手に喫煙することが多いのが実情です。
また、マンションについても、「共有」部分については公共に準ずると考えるべきです。学校も同様です。(学校については資料にも触れられていたのは存じております)
望まぬ煙害から市民を守る、というのが条例の趣旨だと思いますので、対象にオフィス類も含めていただければ幸いです。2)暴煙者の暴力から市民を守る施策を
注意を受けた暴煙者(迷惑喫煙者)が、威嚇・暴力などの行為に及ぶ例が複数報告されています。喫煙を注意する駅員をどなりつけたことを平然と自慢する大学教授までいる始末です。(ttp://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20071116)
今後も、こういった威嚇・暴力は続くと予想されますので、そちらの対策も考えていただければと思います。3)免許証によるTASPO代替の禁止
7月より、煙草購入の際にTASPOという専用カードが必要となる予定でした。ところが、財務省は免許証での代替を認める方針だそうです。(http://journal.mycom.co.jp/news/2008/04/22/010/)
これから禁煙に取り組もうという人にとって、TASPOがなければ煙草が買えない、というのは「つい」という誘惑を振り切るための大きな武器になるはずです。
また、そもそも一般の場所で喫煙できない以上、代替手段を認める必要性もありません。
神奈川県内においては、代替を認めないようお願いいたします。4)隔離地域の明確化
喫煙がある種の薬物中毒である以上、ある日を境に全ての人が喫煙を止めるというのも難しいでしょう。周囲の人間に受動喫煙(喫煙の強要)をさせずにすむ場所をある程度用意する必要(需要)はあると思います。
一方で、隣のテーブルから煙草の煙が流れ込んでくるのに、「禁煙席」というシールをテーブルに貼っただけで「分煙しています」という馬鹿げた話もあります。
喫煙用施設の満たすべき環境基準を定めておくのはどうでしょうか。