k-takahashi's blog

個人雑記用

ノーベル賞

 今年のノーベル物理学賞についてだが、「なぜ、カビボ、小林、益川、の3人じゃないの?」という声が上がっているらしい。言われてみればもっともな話なのだけれど、南部先生に出さなくてはならないとか色々あるのでしょう。上限が3人というのも、受賞委員会が勝手に決めた規則だし。


 ところで、森山和道氏が発行しているメルマガ「サイエンス・メール」(http://www.moriyama.com/sciencemail/)というのがある。現場の先生方のインタビューを掲載しているのだが、現在発行中なのは、国立天文台の林左絵子准教授(http://www.naoj.org/staff/saeko/)。
まったく偶然なのだが、このメルマガの最新号にもノーベル賞選定の話題が出ていた。

■うん。私がイギリス・オランダ・カナダの連合天文台で働いていたときに、イギリスの本国側の天文台で、このプロジェクトのリーダーをしていた人は、ジョスリン・ベル・バーネルという人で、パルサーのデータを初めて見分けた人だったんですよ。
○ああ、ノーベル賞を取り損ねたというので良く名前の出る方ですか。
■そういう表現をするのが適切かどうかはよく分かりません。
○そういうのはよくないですか。
■いえ、つまり、というか、業績とノーベル賞とは独立の話ですよね。ノーベル賞は、それを出す団体が出したい人に出しているにすぎないのであって、その評価だけが絶対なわけではないのです。

受賞した人を批判するつもりは毛頭ないけれど、こういうのをきちんと世の中に知って貰わないといけない。