AXNで放映されていたデッド・ゾーン。先週放映されていた第6シーズンの最終回をビデオ鑑賞。
原作はスティーブン・キングで、映画版の方が日本では有名だと思うが、基本設定だけ借りて大きくストーリーを膨らませたのがTV版。主人公のジョニー・スミスは「ビジョン」と名付けた一種のサイコメトリー能力を持っている。通常のサイコメトリー(残留思念読み取り)と異なり、ビジョンは将来のことの可能性もあり、極めて断片的な情報しか得られないという設定になっている。
この超能力をどう扱っていくか、超能力者として周囲とどのように付き合っていくかというのが、原作から大きく膨らんでいる。一方で、原作にあった「核戦争をもたらす政治家」という流れも残っている。
で、この番組。実はアメリカでは第6シーズンで打ち切られてしまっている。第5シーズン〜第6シーズンの切り替わりで重要登場人物が入れ替わり、ジョニー以外の超能力者が絡む度合いが増えてきていたが、ストーリーは完結していないので、実に中途半端な状態になってしまった。
アメリカのテレビ番組では珍しくないとは言え、残念。