邦題は「冒険野郎マクガイバー検証」。アダムも「マクガイバーはミスバスターのソウル・ブラザーだ」とか盛り上がっています。
一つ目がナトリウムで壁を壊すエピソード。ナトリウムは水と激しく反応するが、これを使って壁に穴を開ける場面がある。あれは可能なのか。この手の「爆発物で壁に穴を開ける」ネタは大抵失敗するのですが、本件も同様。まず劇中に記述通りに1gのナトリウムを使うが、ほとんど影響なし。2回目は思い切って100g使うがやはりダメ。ならばとカリウムを500g投入するがやはりダメ。ということで伝説はBusted。
ただ、ナトリウムを水に入れると、ポン、ポンと2回爆発音がするというマクガイバーの描写は実は正しいことが分かった。変なところで正確なんですね。
二つ目が竹とテープとゴミ袋と9馬力のエンジンで飛行機を作るエピソード。アシスタント3人組が苦心惨憺のあげく約4日間かけて同サイズの飛行機を作成(劇中のマクガイバーは4時間で作っていた)。離陸は無理なので崖から飛び出して滑空させることになるが、もちろん人が乗るわけにはいかず、バスター君の登場。
残念ながら落ちただけでした。もうちょっとサイズが無いと駄目そうです。
三つ目は複合ネタ。まず電球のフィラメントでドアの鍵を開けるという課題。フィラメントそのままだと太すぎて入らないが、アダムが靴で叩いて細くすることに成功。なんと鍵開けにも成功していました。
次がオレンジジュースとアンモニアを使ってフィルムを現像する課題。酸とアルカリということで、多くの液体の中からオレンジジュースとアンモニアを選ぶところまでは成功したものの、現像時間をうまくとることができず、これは失敗。
次が方位磁針を作る課題。電線をコイルにして乾電池に繋ぎ電磁石を作成。この電磁石を使って針を磁化させ、磁化した針を水に浮かべて見事に成功。
最後がありものの材料を使って高さ30メートル(100フィート)に信号を届けるという課題。もともと想定していたのはジャガイモ大砲で、材料もそのためのものが用意されていた。ところが、アダムとジェイミーは、巨大な凧を揚げることを思いつく。スタッフ想定外の展開だったが、2メートルほどの巨大な凧は見事に高さ30メートルまであがり成功。 最後はマクガイバー的展開でした。さすがソウル・ブラザー。