システムとしては「情報収集ルール」に関心があったのですが、これは割と面白く仕上がっていた。
1リソース(時間だったりお金だったり)を投入するごとに一度判定を行うことができる。判定に成功すると成功度に応じた数のリンクを延ばすことができるが、失敗するとリンクは切れてしまう。リンクの伸びていく先は深さ(基本的に一段ずつ深くなっていく)とタグ(ランダムに決定)によって表現されている。ターゲットトピック(深さとタグによって表現される)に到達すると情報獲得、というもの。
ボードゲーム的なリソース管理ゲームになっている。
ただ、このRPGは、良くも悪くも同人RPGの香が強いと感じた。もちろん、質的に商業レベルのものになってはいますが、題材やプレイ環境やスタイルとかを考えると他のTRPGとはやはり少し異なる方向性を持っているのだと思います。(ルールとチャートと世界観とを結びつけてプレイを成立させるところに、かなりの程度慣れが必要だと思うのです。)