k-takahashi's blog

個人雑記用

ロール&ロール 53号

Role&Roll Vol.53

Role&Roll Vol.53

 特集はサタスペ。私はサタスペはあまり初心者向けではないと考えており、そのサタスペをどう紙面で紹介するのかという点に興味を持ちながら読んでいた。サタスペが想定しているのは「振り回される」タイプのプレイのはず。しかし、それは「サタスペは参加者が物語を創るのではなく、キャラが織りなす物語を参加者が発見するRPGなのだ(p.13)」とさらりと触れられているだけだった。これで大丈夫なのかなあ。


 ボードゲーム系は、「マンチキン・クエスト」のリプレイ、「ミストキャッスル」(スピコピ)。コラム(銀パパ、安田均)はさらりと書いてあるだけで、特記事項は無し。
 クトゥルフのリプレイはドリームランドものの第2回。

 実のところ、この時点ですでに探索者たちの情報収集はほぼ完璧であり、あとはドリームランドに行ってもらうしかなかった。しかし、ここでプレイヤー達はかなり悩むことになる。お香を使用してドリームランドに行っても、自分達が悪夢に巻き込まれないという保証がないからだ。
 とはいえ、あまり完璧に安全を保証しすぎても、今後の展開が面白くないので、やんわりと覚醒世界での情報は出尽くしたことをほのめかし、探索者たちをドリームランドへと誘うように誘導した。(p.54)

さらりと書いてあるが、ここをもうちょっと書き込んで貰えるとGMガイドとしては嬉しいんですよ。クトゥルフに限らず、調査系のシナリオだと常に問題になることだから。


 りゅうたまの記事は、うらべ壱鉄氏によるシナリオ作成ガイド。「セッションの直前か最中に街作りをせざるをえない環境になってしまった場合に向いた作成法」。中身は普通だし、突発対応できるような指針には思えない(紹介されているのは、ある程度時間をかけて作る作成法だと思う。)けれど、完成サンプルが公開されている(http://ryu0tama.blog.shinobi.jp/Entry/184/)のは嬉しい。