さて、朝7時にヘルシンキを出るとミュンヘン到着は8時半。日本行き便が1540出発。チェックインは済んでいるが、セキュリティとパスポートコントロールがあるので、1400頃には空港に戻る方がよい。空港からミュンヘン市街地までは直行バスがあり20分おきの出発で片道40分。つまり1時間かかることになる。よって、市内に居られるのは3時間ということになる。
3時間となると、2か所+α程度が精一杯で、ニンフェンブルクやBMW博物館などの離れた場所は無理だ。ということで、以下の2か所+2か所を選択。
エアポートバス
到着ロビーを出たところに、ルフトハンザのエアポートバスの停留所がある。
切符は運転手さんから直接買います。片道だと10.5ユーロ、往復が17ユーロ。
バスは空いていました。定刻通りにミュンヘン中央駅に到着。
ミュンヘン中央駅
駅の一角にコインロッカーがあります。最低限必要なものだけ持って、あとはここに預けてしまいました。1日で3ユーロ。大きいサイズのものはもう少し高いようです。
アルテ・ピナコテーク
駅から1キロ弱なので、歩いて移動。市電に乗っても良かったのですが、この距離だとほとんど違いはなさそう。
行き先を示す矢印はあるのに、建物自体には何も書いていない。間違いようがない状況なので大丈夫ではありますが。
ピナコテーク(収蔵所)の名前に違わず、建物全体が整然とした部屋割りになっており、年代地域別に並べて展示している。
戦災で一度焼け落ちたものの、収蔵品が無事だったので後に再建されたのが現在の建物だとのこと。
当然ドイツ絵画が中心で、デューラーが山のようにあります。ルーベンスも多かったような印象。時間が無いのが分かっていたので、駆け足になってしまいましたが、ダヴィンチは話のタネにとしっかりと見てきました。
左端がダ・ヴィンチの絵です。彼の絵にしてはマイナーですけどね。
レジデンツ博物館
次はレジデンツ博物館。ここは複数の博物館が集まっており、なかでも「宝物庫」はちょっと気になったのだがやはり時間の関係でレジデンツのみ。
改装中なので、実はこの外部写真は張りぼて(布に絵が描いてある)です。
順路に従ってみていけば良いようになっています。入館料は6ユーロで、音声ガイド付き。
内部は、こんな感じで豪華絢爛。先ほどのピナコテークとは打って変わった貴族趣味丸出しの建物です。ヴェルサイユ宮殿も似たような感じだったので、当時はこれが普通だったんでしょう。
これは、ポンパドール婦人が使っていたとされるライティングセット。現存するのは3つだけで、そのうちの一つだとか。
これが順路の最後にくる「祖先画ギャラリー」。歴代の肖像画(100枚以上あるとのこと)がずらりと。
ホフブロイハウス
16世紀に宮廷醸造所として創立されたミュンヘンの有名なビヤホール。同名のビールは日本にも輸入されているらしい。なんてのが目当てで行ったわけではない。
ここは1920年を皮切りに、ヒトラーが何度も演説会に利用したという曰く付きのビヤホール。写真に写っている台の上に立って、熱弁をふるったわけですね。
今では普通に食事ができますが、写真のこのホール(3階)は給仕付きのレストラン形式、地階(1階)はセルフサービス型でした。3階は半分以上が予約席、1階もほぼ満席。途中でいきなり歌が聞こえて何事かと思ったのですが、青いユニホームを着た一団でした。多分サッカーチームの応援団かなにかかと。さすがに、シャレでもヒトラーネタは駄目そう。
プレッツェル、ソーセージとか美味しそうでしたが時間が無かったのでパス。