定刻よりやや早く成田上空到着。多少風があるとのアナウンスがあり、たしかにがたがたと揺れ始める。旅の疲れ、夜間便での寝不足、ルフトハンザ機内食の油、の三重苦を食らった上でのがたつきはなかなか胃に厳しいものがある。通路を挟んだ隣の席のおばさまはエチケット袋を取り出している。
散々揺れて、私も気分が悪くなってきたところで、突如降下を止め上昇を始める機体。強風のためアプローチがずれたのでやり直すという放送があり、乗り物酔いがだいぶきつくなってきたこともあり、かなりうんざりした気分になる。
一端九十九里上空まででて、再アプローチ。これまた乗り物酔いを助長するような揺れをおこしつつも、滑走路上空までくる。やれやれと思ったらここで再び加速、上昇。この揺れがまたこたえる。
あらためて上空旋回。この時点でだいぶ辛くなってきており、エチケット袋の存在をチェック。
3度目のアプローチでようやく着陸成功。機内からは拍手が上がっていたが、私は拍手する気力もなくぐったり。
いや、これだけきつかった着陸は初めて。
