k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Ep.119 Swimming in Syrup

 邦題は「シロップのプールで水泳」。


 水の代わりにシロップを入れたプールでも同じスピードで泳げるという伝説に、アダムとジェイミーが挑戦。つまり、粘度が増して抵抗が増える分と、より強い推力が得られる分とがバランスしてスピードは変わらないという理屈らしい。
 で、例によって実験あるのみということで、プール作りから始める。ショベルカーを使って25メートルの穴を掘り、そこに4重にした防水シートを張る。そして、そこに水とシロップを入れるのである。但し、本物のシロップではなくグァーガムという増粘剤。340キロのグァーガムに水45klを加えて作ったもので、粘度は水の1500倍。

 ここで、実際にアダムとジェイミーが泳いでタイムを比較するという実験。
但し、アダムはともかくジェイミーは途中で力尽きてリタイヤしてしまいました。実験結果としては、それほどタイムは変わらないものの、体力の消耗度は相当大きくなるとのこと。粘度を変えて何度か実験していました。

 そして、どうやって連れてきたのか金メダリストスイマー登場。さすがに速いし泳ぎも安定している。彼の結果は水の方が若干早いというもの。

 ただ、オリンピック選手となると水での泳ぎに最適化されている可能性が高いので、ほぼ同じに泳げるということでいいんじゃないか、というのがアダムの結論。

 わざわざレーザーレーサーを着込んで、シロッププールで泳ぐバスターズのお二人が愉快。


 アシスタントチームは銃関係の伝説を2件。

 一つ目はD・クロケットの伝説。一発の銃弾を斧の刃に当てて二つに割って、それぞれで獲物を仕留めたというもの。そこまでの精度で撃てるのか、当たったとして弾丸が二つに割れてくれるのか、というところをそれぞれ実験。意外にも斧の刃に当たった弾丸は二つに割れて、それなりの貫通力を示していました。小動物程度なら仕留めることは可能だろうという結論。


 二つ目は、マクガイバーのエピソードから。(ちなみに、グラント曰く、マクガイバーは「2番目に素晴らしいTV番組」だそうです。)
鋼鉄の扉に鍵がかかっている状態で、この鍵を破壊するために、マクガイバーは「6発の銃弾から火薬を取り出して鍵穴に詰め」「雷管をつけてそこを銃床で叩く」という手順を踏んだ。これは再現可能か。

 まず、比較実験として同型のドアの鍵部分を普通に銃撃してみる。すると一発で鍵が壊れて扉は開いた。つまり、マクガイバーは余計なことをしただけではないかという疑惑が。

 それはともかく、再現実験。
まず銃弾を手で分解して火薬を取り出そうとするがこれは道具がないと無理。
銃床で叩いて爆発するかどうかについては、普通に叩いてもほとんど発火せずという結果。接地面を大きくしてもダメ。撃鉄で叩くのと比較して着火量が非常に小さくなってしまい、火薬が燃えないのだ。火薬の種類を変えたりしてなんとか再現可能という結果。
最後が、無事に着火したとして鍵が壊れるのか。これは結論として力不足。鍵穴から抜ける分があるので、6発(2g)程度の火薬では不足ということらしい。

 で、最後には、「必要なだけ爆薬を詰めて」ということになるのがミスバスター。120発分の火薬を詰め込んで爆破。見事に扉は開きました。