iPhone情報整理術

iPhone情報整理術 ~あなたを情報’’強者’’に変える57の活用法!(デジタル仕事術シリーズ)

この本はiPhoneを中心にすえた、クラウド・コンピューティング時代の新しい情報整理術について解説した本です。（はじめに、より）

iPhoneの中に情報を取り込んでしまう方法、それを整理する方法。タスク(todo)管理、手帳としての利用法、ウェブ情報の整理法、などなど。

　本書のいいところは、iPhoneソフトに複数の異なるアプローチのアプリがあることを反映して、「こういう人にはこの方法（ソフト）」　「別の人には別の方法（ソフト）」という感じで紹介しているところ。
　とにかく、存在するアプリとその使い方としているので、すべてが具体的。実際にここまでやるかどうかはともかくとして、「今何ができるのか」、「やろうとしたときその助けとなるソフトはどれか」というのが分かる。

　直接使えそうなアプリを取り出すもよし。「モバイル＋クラウドで何ができるのか」を考えるための現状を知るための資料とするもよし。もっとも、私のような勤め人だと、会社の仕事関係の情報を社外に持ち出すのが禁止されているので、そのままでは使えないんですけどね。（逆に、そういう法人需要向けのサービス案の山と見ることもできる。）

　ということで、とりあえず中から幾つか選んで試してみようと画策中。

　そうそう、一つ面白い指摘があったので引用。思いつきをICレコーダーで記録する、というライフハックがあるが、人中でICレコーダーを出すのはなかなか恥ずかしいものです。でもiPhoneなら大丈夫。

ちょっとした発想の転換ですが、iPhoneの場合、電話をしているふりをして録音ができます。ICレコーダーだと、これができません。いざ、しゃべってメモしようとしたとき、恥ずかしくて小声になると、あとで再生したとき、聞き取りにくくなりますが、iPhoneを使えば通話先に相手がいると思えるので、そんなに恥ずかしい思いをせず、音声メモが取れるのです。(p.118)