k-takahashi's blog

個人雑記用

地球外生命体はいるのか

 ディスカバリーチャンネルが2009年に制作した番組。原題は "Are we alone?"


 基本的には、太陽系内に生命がいるかどうかという話と地球の極限環境での生物の話との組み合わせ。デスバレー、アンデス山地、ケニア、地下洞窟、火山湖、アイスランドアスファルトの湖、アラスカ地下トンネル、ケニアの氷河などで生命が見つかることを現地映像で解説してくれる。
 面白かったのが、エウロパの話。エウロパに生命がいるとしてそのエネルギー源は何かという話題について、木星からくる放射線が氷にぶつかり、過酸化水素が生成されそれがエネルギー源になるという仮説を紹介している。そして、その実証として、赤道直下で紫外線の強いケニアの氷河からサンプルを採取し、過酸化水素が本当にできていることを示している。この仮説は知らなかった。


 あと、終盤に、ケプラー観測衛星が出てくる。そして、あわせて、ケプラーでの観測結果を地上の望遠鏡からフォローするための観測装置「アストロコム」も紹介されていた。地球サイズの惑星が恒星にもたらすふらつきを観測する特殊装置だそうだ。これも初耳だった。


 全体として少々間延びした感があったが、それでも初耳の話もあって結構面白かった。