k-takahashi's blog

個人雑記用

ホメオパシー対策

11日の朝日に掲載されていた、ホメオパシーが何人もの人達を死に追いやっていることを報じた記事の中に、

 5月16日、東京都東大和市内の病院の集中治療室。女性は、悪性リンパ腫が悪化して人工呼吸器を付け、声も出せない状態だった。親交のあった荒瀬牧彦牧師=めぐみ教会(東大和市)=が見舞うと、手話で3回、「ごめんなさい」と訴えた。ホメオパシーに頼り、前日に救急搬送されたばかり。入院から11日後に死亡した。
 荒瀬牧師は「最後の最後になり、自分の誤りに気づいたのかもしれない」と話す。
 両親によると、女性がホメオパシーを始めたのは3年前。離婚直後で精神的に不安定な時に友人に紹介された。昨春から体調を崩し、全身の痛み、強い肌荒れを訴え始めた。荒瀬牧師は何度も病院受診を勧めた。だが女性は「今までのホメオパシーの努力が無駄になる」と拒み続けたという。
 5月には外出も困難に。激しい胸の痛みに母親(69)が救急車を呼ぼうとすると、「西洋医学はダメ」と最後まで拒んだ。気を失いかけたすきに、母親が救急車を要請。搬送先で、初めて悪性リンパ腫と診断された。

アピタル(医療・健康・介護):朝日新聞デジタル

というのがある。このめぐみ教会の牧師さんがブログエントリーを立てている。

亡くなる前後に知った、彼女がかかっていた治療者(ホメオパスといいます)の姿勢があまりに悪質なので、亡くなった方のご両親や、悪質さに憤っている数名の友人たちと、「『あかつき』問題を憂慮する会」を立ち上げました。(「あかつき」というのは、その療術所の名前です。)

ホメオパシー従事者の一部にみられる万能意識の恐ろしさ : めぐみ教会boxy-diary 牧師の日記

二度と、「なんでもなおせる」という甘言にだまされ、病院へ行くことを恐ろしいことと思い込んだまま、手遅れになって、なんら治療の機会を得ることなく死んでしまう人を出したくない。

ホメオパシー従事者の一部にみられる万能意識の恐ろしさ : めぐみ教会boxy-diary 牧師の日記


 牧師さんに向かってこういう言い方をするのもなんですが、連中は誠意や良識の通じない相手だと覚悟して、カルトや悪徳商法業者を相手にするつもりで準備しないといけないと思いますよ。


 あと、問題の療術所には、金星探査機「あかつき」が金星に到着する前に、ぜひ名前を改めて頂きたい。