k-takahashi's blog

個人雑記用

SFマガジン 2010年10月号

S-Fマガジン 2010年 10月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2010年 10月号 [雑誌]

 特集は、早川文庫SF創刊40周年記念。資料として面白いのは巻末の完全リスト(上)。できればカラーで、というのは贅沢かなあ。

 特集合わせで再録4本。「夜来たる」(アシモフ)、「輪廻の蛇」(ハインライン)、「オメラスから歩み去る人々」(ル・グィン)、「鉢の底」(ヴァーリー)。

もし星が千年に一度、一夜のみ輝くとするならば、人々はいかにして神を信じ、崇拝し、幾世代にもわたって神の都の記憶を保ち続ければよいのだろうか。(夜来たる、より)

SFよりもむしろホラーを読んでいるかのような感触だった。


 鹿野先生は相変わらずの調子。中身もそうなんだが、

オレはホメオパシーのことはほとんど知らないけど、(p.200)

調べてないなら手抜きだし、調べているなら嘘つきだ。3か月もホメパチネタを引っ張っておいて、いくら何でもこれは言い訳として酷すぎる。ちゃんと調べた上でだって、幾らでも面白い話はかけるだろうに。