夜8時からBSで放映していた「ジャガイモ」についての番組をビデオ鑑賞。個人的な好みで言えば、バラエティのりは不要なんだけれど、しょうがないのだろうか。
中身は、
- 17世紀に南米から欧州に紹介された当時は、「悪魔の食べ物」「毒物」扱いされていた
- ドイツ:フリードリヒ大王によるジャガイモ勅令、ジャガイモ戦争(バイエルン継承戦争)。
- フランス:パルマンティエによるジャガイモの宣伝。革命後のナポレオンによるジャガイモの活用
- 日本:男爵イモを普及させた川田龍吉のエピソード(留学中のグラスゴーで恋人とともにジャガイモを食べたとか、後にアイリッシュ・コブラーを移入し定着させた(これが男爵イモ)とか)
- ペルー:現在でも膨大な品種のジャガイモが売られていること。野生種の栽培と毒抜き法(寒暖の差が激しいという気候を利用する方法。最終的に乾燥ジャガイモ、チューニョになる)、国際的なジャガイモ研究所の紹介(乾燥耐性の強いジャガイモを研究中)。
- バーバンクによる品種改良と、冷凍フライドポテトの発明。
といったところ。
アイルランドのジャガイモ飢饉の話やポテトチップスの話はなかったけれど、NHKの取材力を活かして、古文書類の現物が出てくるところがよかった。