再びオリンピックイヤーが巡ってきた。4年がたったにもかかわらず、チベット情勢は好転するどころか、深刻さを増すばかりだ。本コラムでも再々書いたが、2009年、昨年、今年と相次いでいる焼身自殺は、わかっているだけで、すでに26件にものぼっている。
暴動から4年 チベットの現実、日本への思い(前篇) ダライ・ラマ法王 日本・東アジア代表ラクパ・ツォコ氏に聞く WEDGE Infinity(ウェッジ)
そんなチベットの現状と今後のこと、日本とのかかわりあいについて、通算の日本滞在歴が20年を超えたラクパ・ツォコ代表に聞いた。
「日本への思い」の意味は後編になるようだ。
ところで、08年以降、中国当局によるチベット仏教への弾圧はいっそう厳しさ、激しさを増した。発端は、08年のチベット人らによる命がけの抵抗活動に驚愕した中国政府が、秘密裏に開いた会議で決められた方針にあったとされるのだが、その真意は何なのだろうか?(後篇に続く)
暴動から4年 チベットの現実、日本への思い(前篇) ダライ・ラマ法王 日本・東アジア代表ラクパ・ツォコ氏に聞く WEDGE Infinity(ウェッジ)
記事を書いた有本香氏は、「中国 歴史偽造帝国」*1の訳者でもある。
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