ミッドウェー海戦(ミッドウェーかいせん)は第二次世界大戦中の昭和17年(1942年)6月5日(アメリカ標準時では6月4日)から7日にかけてミッドウェー島をめぐって行われた海戦。同島の攻略をめざす日本海軍をアメリカ海軍が迎え撃つ形で生起した。空母機動部隊同士の航空戦の結果、日本海軍が敗退した。日本海軍は機動部隊の中核をなしていた航空母艦4隻とその艦載機を一挙に喪失する損害を被り、戦争における主導権を失った。
ミッドウェー海戦 - Wikipedia
架空戦記の一大テーマであるミッドウェー戦から70年。もちろん、日本軍が不運だったというのも一面の事実であって、ヨークタウン、ホーネット、エンタープライズの3空母を撃沈して日本が大勝していた可能性だって十分にあったのである。(日米戦がそれでひっくり返ったかというと、その可能性はほぼゼロだろうが。)
ミッドウェー戦については、単なる妄想と妥当なバリエーション検討を区別すること、後知恵批判でしかないものと作戦前から妥当であった批判とをきちんと見分けるようにすること、などは常に意識しておきたい。それはミッドウェー戦に限った話ではない。
「失敗の本質」*1は確かに名著だけれど、そういう区別がついていない言及もよく見かける。自戒も込めて。
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