k-takahashi's blog

個人雑記用

屍者の帝国

屍者の帝国

屍者の帝国

遅ればせながら読了。
ちゃんと伊藤計劃していることに感心もしたけれど、普通にエンタメ小説として面白い。英国諜報員ジョン・ワトソンフランケンシュタインの怪物の謎を追い、世界中を駆け巡るお話だもんな。


大ネタ・中ネタ・小ネタが山のように入っているのは、もう、「全部分からなくてもいいよ、分かる人だけ分かれば」と割り切ったのだろうな。丁寧にネタを追っていくとそれはそれで面白そう。
ただ、そのせいで、何を書いてもネタバレになりそうなのが困る。


円環構造でまとめるのだと思うと、ラストはもうちょっと違うのもありだったかな。