k-takahashi's blog

個人雑記用

イカ

今年の1月に、ダイオウイカの映像がNHKで放映され大評判になった。私もその番組を見て感心した一人。
撮影は、NHKの他にディスカバリーチャンネルも協力しており、昨日ディスカバリーでも放映があった。こちらでは、合わせて他のイカの番組も放映していた。録画しておいたのをビデオ鑑賞。

世界初撮影!深海の超巨大イカ

これは、NHKと同じ番組。NHKが制作してディスカバリーに提供したのだろう。

世界初!幻の巨大イカの正体

これは、2007年に南氷洋で捕獲され、ニュージーランド博物館に運ばれたダイオウホウズキイカのドキュメント。こちらにも窪寺先生が参加している。
捕獲後に冷凍されたものを、博物館で解凍、標本化するところのドキュメント。とにかくイカというのは水から出ると非常に脆く、すぐ死んでしまい、死ぬとすぐに傷んでしまう。そのため解凍したら、最低限の調査を済ませてすぐに標本にしないといけない。


この番組に出てきたダイオウホウズキイカは英語名が "Colossal squid"、日本で言うダイオウイカは "Giant squid"。ダイオウホウズキイカはダイオウイカ以上に生態が不明で、どちらが大きいのかについても諸説あるようだ。今回の標本は、長いのではなく太いイカだった。これが典型なのかどうかも含めてまだよく分かっていない。


映像に出てきたダイオウホウズキイカhttp://squid.tepapa.govt.nz/ に展示されている。

巨大イカの大群に迫る

こちらは、アメリカ西海岸に分布しているフンボルトイカのドキュメント。イカにカメラを付けたり、夜間潜水をしたりして、狩りの様子の撮影に成功している。
このフンボルトイカは最近活動範囲が広がっている。原因は分かっていないが、低酸素環境への適応力が高いこと、集団で狩りをすることが特徴。


体長は1メートルほどだが数十匹が群れで襲ってくる。このサイズだとくちばしもかなり大きく、力も強い。今回の調査の中心人物、スコット・キャッセルもかつて重症を負ったことがあるし、カリフォルニアでは漁師が襲われて2名死亡、という事故も起きている。
狩りの様子の映像がなかなかホラーチック。すうっと近づいてきて、足を広げてつかみかかってくる。それが次々と。