k-takahashi's blog

個人雑記用

失言は予定通りです

ラジオ番組の書き起こしなのでニュアンスが落ちているかもしれない、という保留は一応するけれど、

「僕は思いつきの失言はしないんですよ。失言は予定通りです」と暴露した。

「所沢の方には迷惑かけた(笑)」 久米宏が「ダイオキシン騒動」振り返る : J-CASTニュース

「地域的にも、所沢の方とか、いろんな所に迷惑をかけた。裁判所に呼ばれそうになるし」と笑いまじりに回答。

「所沢の方には迷惑かけた(笑)」 久米宏が「ダイオキシン騒動」振り返る : J-CASTニュース

久米宏がこう言ったそうだ。


久米らがこの「失言」で煽ったのが平成11(1999)年2月、同年7月に「ダイオキシン類対策特別措置法」が成立した。学校の焼却炉を使うな、キャンプファイヤーは止めろ、落ち葉焚禁止、という騒動があった、と言えば思い出す人も多いだろう。

当時から、一連のダイオキシン騒動が「科学的根拠に乏しい」という批判はあった。私は、久米が政治的偏向のせいで目が曇っており間違ったことを言っていると思っていて、それはそれで「ニュース」を名乗る資格はないということになるのだが、実際にはもっと酷かったわけか。しかも、反省してないとは。

番組中で久米が「葉物野菜」と表現したダイオキシンが検出された農産物は、実際は煎茶であり、乾燥しているため本体重量が軽く、生鮮野菜と同量のダイオキシンが見かけの上で多く計算されることによるもので、実際に飲む上では健康に悪影響はないものだった。
当初、番組コメンテーターの菅沼が「この報道をやめて(ダイオキシン問題を)救えるかってんだ!」と生放送の番組内で怒鳴るなど誤りを認めなかった。放映の二週間後、久米が番組内で農家に謝罪し、「検査対象が茶だとは知らなかった」と弁明した。

ニュースステーション - Wikipedia

この辺が全部意図的だったわけね。「ダイオキシン―神話の終焉」*1にあるような故意があったかどうかは分からないが、久米らが適切な報道をする気がなかったのは事実と。


あの一連の騒動で所沢市が被った損害、全国で焼却炉の交換にかかった費用、少なく見ても数十億ということになるだろう。それは国民の健康増進のためにはならず、悪徳業者を肥えさせただけだった。
お金は無限ではなく、有効に使わなければならない。久米は故意にそれを妨げた。


まあ、久米は過去の人間だから「あいつは嘘つきだった」ということにして、忘れてしまえばいい。問題は今の連中が同じ事をしていないか、というところなんだが、さて。