k-takahashi's blog

個人雑記用

御嶽山遭難

噴火のタイミングが一番人が多くなる時刻に不意打ちだったせいもあって、予想以上の死傷者が出てしまった今回の噴火。
駆り出された自衛隊もかなり無理している様子があり、噴煙の中にヘリを飛ばしたり装甲車を持ち込んだりしている。よほどのことがない限り自衛隊側に死傷者が出るようなことはないだろうが、ヘリのエンジンとかはボロボロになるだろう。


http://matome.naver.jp/odai/2141197946230035401 にヘリの操縦についての記事がある。こういうときのプロの技には本当に感心する。
先日読んだ「ブルーインパルス」*1にも救助パイロットの話があり、徹底的な訓練の様子や、任務の困難さが書かれていた。

ヘリが空中停止をしていられる限界高度は約三千メートルだから、白山や剱岳の頂上はぎりぎりの高さなのだ。
しかも、ヘリコプターのエンジン出力を操作するレバーはデリケートで、少し触れただけで五パーセントくらいはすぐに変化してしまう。その差が致命的なミスに繋がりかねず、動かすか動かさないかの微妙な力加減で遭難者の頭上に長時間停まり続けるためには、その山の性質を知り抜いた上で、熟練の操縦を要する。自衛隊に災害出動要請が来るときは、最悪の気象条件がこれに加わると覚悟すべきだ。
(No.5082)

仲間と、そしてなによりも遭難者を連れて帰ってこなければ任務が達成できないんです。戦闘機とちがって体当たりってわけにはいかない。殉職できないんです。
(No.5050)