平成では3回目となる東京国立博物館の「日本国宝展」。
http://kokuhou2014.jp/
時空を超えて、約120件の国宝が集結します。
ギリギリのタイミング(明日まで)になりましたが行ってきました。教科書で見たあれやこれの実物が沢山展示されており、連日盛況というのにも納得。
玉虫厨子とか、銅鐸とか。(銅鐸に描かれている絵って素朴だなあ)
日本書紀、土佐日記、栄花物語、日本霊異記、今昔物語集、とかが並んでいるのも壮観。
仏教説話の絵物語も幾つかあって、「ああ、この絵、見たことあるなあ」というのも色々。
期間限定のものが幾つもあり、合わないものは見られなかったが、しかたがない。次の機会を狙おう(全部見ようとすると、4回くらいこないといけない。非常に贅沢な展覧会。)
今の時期の目玉の一つが
国宝の土偶5体が勢ぞろい!
http://kokuhou2014.jp/
これまで全国各地でさまざまな姿の土偶が2万点ほど見つかっています。そのなかでも縄文人の精神性や造形力、そして美意識が遺憾なく表現されたのが国宝土偶です。縄文時代には決してかなわなかった土偶たちの共演をご覧ください。
国宝指定されているのはこの5つ。それが揃って何をする気だ?という話もあるが、単純に面白い。「仮面の女神」なんかは、どこのモビルスーツかという外見。
(なお、有名な遮光器土偶は重文だけで、国宝指定されたものはない。完全な形でなかったり、出土経緯が不明確だったりするのが理由)
夏に國立故宮博物院展に行ったときにも色々な書画を見たけれど、日本は日本でまた少し違う方向性なんだなというのも分かった。
写経とかは漢字ばかりなのだけれど、途中から仮名が交じり始める。仮名文字の柔らかさというのも分かる。