といっても、那珂ちゃんのことではなく、間宮さん。
日本海軍初の“給糧鑑”「間宮」。その建造目的は国内外の部隊に生鮮食品を届けるため。やがて“嗜好品”も運ぶべきとの意見が出されます。甘い物があれば将兵の士気は上がる！結果、間宮にはようかんはじめ和菓子、洋菓子、ラムネなどを作る設備が追加され、海上のスイーツ工場に…。
歴史秘話ヒストリア - NHK
嗜好品や食糧が士気に与える影響というのは大きく、番組では英海軍のティータイムに倣ったということになっていたけれど、陸軍の方でもそういう具申は随分あって、日本軍全体でそういうのを気にかけていたということ。完成当時は世界最大の給糧鑑だったし、日本軍もそれなりに頑張っていたのよ。
番組では老朽艦扱いされていたけれど、実は金剛さんよりも若かったりする。（いや、金剛さんの方がごにょごにょ）
性能も14ノットで遅いと描写されているけれど、米軍が大戦中に作ったリバティ級は11ノット。これでUボートと戦った。単艦の性能というよりもやはりシステムなんだよなあ。（もちろん、戦いは数だよと言われればそれまでだが）
食糧輸送を行い、道中で甘味を製造。到着時に配布したということなのだが、番組に出てきた配布風景が「おまえはコミケか？」という感じで笑えた。
最期は、昭和19年12月。戦局悪化をおしてフィリピンに向かう。敵潜水艦が跳梁する海域に低速艦が航行するのはあまりにも危険。が、このときの台詞が
間宮は給糧艦だ。兵に兵糧を届けるために作られた船だ。
それを果たせぬなら間宮が海軍にある意味は無い
と。
なお、番組製作ブログもこんなノリだったりする。
「艦これ」ファンのみなさま、お待たせしました！いよいよ待望の「間宮」がヒストリアに実装です。
http://www.nhk.or.jp/osaka-blog/historia/232760.html
