k-takahashi's blog

個人雑記用

アクリルアミド

「アクリルアミド、発がん性」とかでググると色々引っかかるだろう。典型的なパターンが

ポテトチップスやフライドポテトといえば、大手外食チェーンや大手食品メーカーにとって欠かせないドル箱商品。こうした企業はマスコミにとって、大スポンサー様であり、大々的な報道を控える自主規制が行われたことが容易に推測できる。
(中略)
ある日、あなたが思いもよらないガンになる。その原因はひょっとしたら、軽い気持ちで食べていたポテトチップスやフライドポテトかもしれない。
(河内保雅)

「アクリルアミド」を含むポテトチップスやフライドポテトの報道されない危険性 - ライブドアニュース

こういう陰謀妄想と恐怖商法の組み合わせ。


ところが、これに新情報が出てきた。

これまで、アクリルアミドといえばポテトチップスとフライドポテトが“戦犯”扱い。新聞や雑誌やインターネット等でも批判の的だった。だが、現在の日本の食生活では、どうも違う。じつは、もやしや玉ねぎ、れんこん等、野菜全般の炒めや揚げ調理が問題。フライドポテトやポテトチップスは思いのほか、摂取量が少ない。

http://www.foocom.net/column/editor/13792/

というのだ。これは実際の家庭料理の状況を調べた結果で、野菜の方がフライドポテトよりも多かった。この可能性は当時から指摘されてはいたのだが、データとして出てきたわけだ。合わせて家庭毎のばらつきが大きいことも分かった。つまりちょっとした工夫でかなり減らすことができるということでもある。(これは大量生産されるフライドポテトやポテトチップでも同じことが言えて、だからちょっとした工夫を生産工程にきちんと組み込んだことで大きく減少している。)


もちろん、「害がある可能性があるから、減らせるときには減らした方がいいよ」くらいの勧告なので、

おいしさや野菜をたくさん食べる、という大きな利点と、アクリルアミド摂取というリスクと。だから、調理法をすっかり変えるというような極端な策ではなく、ほどほどのところで折り合いたい。強火でさっと作ったもやし炒めもフライドポテトも折々楽しむ。コーヒーブレイクは欠かせないし、ポテトチップスもおいしいおやつだ。
 ほどほどの変更を。「○○を食べるとがんになる」という類いの情報が今後も出るだろうが、どうぞ、惑わされないように。

http://www.foocom.net/column/editor/13792/

そもそもスナック類の食べ過ぎ、油モノの食べ過ぎはそれ自体が健康に良くないわけで、多分それくらいの意識で十分。(引用元には、カレーを作るときに玉ねぎを炒めるけどそこでも……という話題が出てきている)


最新情報に注意するというのはもちろん大事だが、「偏食しない」という大原則は今回も有効だった。