k-takahashi's blog

個人雑記用

大都会の海 知られざる東京湾

昭和40年代半ばには工場排水や生活排水による水質悪化で“死の海”とまで言われたが、水質改善対策が進み、現在は、驚くほど多くの生き物の営みが見られるまでに海が蘇ってきている。

NHKスペシャル

 月曜日に放映されていたNHKスペシャル「知られざる東京湾」をビデオ鑑賞。
 私が子供の頃は、ヘドロの映像を散々見せられたものだが、いまや江戸前復活。スズキに至っては日本の漁獲量の3割が東京湾産だという。そんな東京湾の映像を1年にわたって撮影した結果をまとめた番組。透明度こそ高くないものの、50センチほどのスズキの群れが泳ぎ、小魚や蟹、ヒトデ、わかめなど実に豊富な生物が顔を見せる。
 もちろん、水質が改善したとはいえ、そこは3000万人の生活排水を抱える東京湾。夏には青潮を呼ばれる貧酸素水塊が発生することもあるという。それでも高度成長期の公害映像とは雲泥の差である。


 一番驚いたのが珊瑚の映像。黒潮東京湾内海との境目付近は、水温が比較的高く栄養も豊富だという理屈は分かるのだが、驚くほど綺麗な珊瑚が映し出されていた。数年前に新聞に出ていたときには「ああ、あるのね」程度の感想だったのだが、今回のは綺麗でした。びっくり。

怪しい伝説 Episode 58: Shattering Subwoofer/Rough Road Driving

 邦題は「爆音で車を破壊」。検証対象となる伝説は2つ。一つは強力なカーステレオで大音量を出したら車が爆発した、というもの。こちらはアダムとジェイミーの担当。もう一つは、悪路を走る時に、スピードを上げた方がスムーズに走れるというオーストラリアの伝説。こちらはアシスタントチームの担当。


 まずカーステレオ。パワーが出ればいいんだ、でっかいスピーカを作るぜ!とばかりに張り切る二人。車の内装をすっかり取り外し、そこに直径130センチのウーハスピーカを設置。しかもこれは、「ディーゼルパワースピーカー」。エンジン出力のシャフトからクランクでコーンを動かすという無茶苦茶な設計。
 実はアメリカにはカーステレオの音量を競うコンテストというものがあり、そこでは60センチのスピーカーを5トンの4WD車の中に埋め込み、最大167.3dbというとんでもないパワーをひねり出していた。そのコンテストでの調査により、160dbが一応の目安ということになり、パワーの測定はこのコンテストの方法を借りることにした。
 まず試運転。スピーカーコーンが上下している様子が怪しすぎます。
 そのあとドアを閉じ、アクセルを踏み込む。窓ガラスが割れるのではないかとの大方の予想であったが、途中でサンルーフが壊れてしまいそこからパワーが流出してしまった。しばらく実験を続けるうちにスピーカが壊れてしまい実験終了。パワーは161dbでしたが、車が爆発するようなことはない、ということでbusted


 悪路走行実験は、3人3様の測定装置を作るところから、トリーがサスペンションの動きを検出するメータ、グラントが加速度センサー、というのも彼ららしいが、なんとキャリーが考え出したのがワイングラスのピラミッド。ここに水を入れておき、こぼれた水の量で振動を量ろうという、ビジュアル的にナイスなアイディア。ただし、ドライバーはびしょ濡れになりますが。
 まず、サンフランシスコ郊外の未舗装路で、30キロ、70キロで実験。この2回はグラントが運転をしたのだが、トリーが「俺ならもっと早く走れるぜ」とばかりに車に乗り込み、時速110キロを記録。相変わらず無茶な男である。
 さて、実験結果だが、振動とワイングラスからは高速時の方が揺れるという結論が出たものの、加速度計は逆の結果が出ていた。
そこで追加実験。今回は、鉄製のレールを並べた波状の道路を造り、この上を通り抜ける実験。時速8キロ、65キロ、110キロ、と3回実験を行い、110キロ走行時が一番スムーズだったという結論。これはちょっと意外だった。