k-takahashi's blog

個人雑記用

ロール&ロール 30号

 ミニ特集に「やってみよう、ゲームマスター」(岡和田晃)という記事がある。なんというか、こういう記事って進歩ないな、と思う。記事は、ほとんどが標語と簡単解説。いつも思うのだが、この手の入門記事ってどのくらい役に立っているのだろうか。というのは、記事に書いてあることが八割方こなせれば中級者を名乗れっても差し支えないレベルだと思うのですよ。それを、本当の意味で未経験の人達が読んで、やる気になるのか。 まあ、私の取り越し苦労で済んでいるなら良いのだけれど。


 これが、「邪神たちの黒船」(朱鷺田祐介)だと、ある程度判った人向けのチェックリストだから、充分だと思うのですけどね。
それにしても、朱鷺田氏って、システム作りではあまり評価できないのですが、こういう文章を書かせると旨い。

 魔導書の伝搬ルートを考えることが非常に楽しい作業だ。『比叡山炎上』における黒蓮蟲聲経のように、その時代に正当な知識とされたもの、仏典や歴史地理書、あるいは神話伝承に『ネクロノミコン』を混ぜ込むのである。
 『DA』であれば、翻訳されたばかりの『ネクロノミコン』が存在する。

 なんと新刊である。

 『ネクロノミコン』の新刊! 本好きにはたまらない世界ですね
(p.078)

DAはDarkAge*1のこと。

*1:

クトゥルフ・ダークエイジ (Role & Roll RPG)

クトゥルフ・ダークエイジ (Role & Roll RPG)