k-takahashi's blog

個人雑記用

ニュートン 2007年6月号

 特集は「天文学11の革命」。人類の宇宙観を変えた画期的な観測、ということで、何が入っているのかなと予想しながら読んでみた。
ちなみに、ニュートン誌があげた11個とは

半分くらいは予想が当たったかな。地球写真は地球と月が1フレームにおさまっているボイジャーの写真かなと思っていた。分光と銀河とディープフィールドは思いついていなかった。系外惑星はここ10年あたりのホット・ジュピター系と予想したが外れ。あとは、海王星発見かハレー彗星の予言的中かのどちらかが入るかな、と思ったのだけれど。あとは、ハッブルの銀河赤方変位のオリジナルデータは初めて見た。


 血流についての記事「血液の流れやすさは何で決まる?」も面白かったちなみに、高脂血症から動脈硬化血栓と続く流れの説明も分かりやすく図示されていた。

  1. 不要となったコレステロールを肝臓に戻す働きがあるHDLが減ると、LDLが増加する。
  2. 増加したLDLは血管内壁の傷から欠陥内部のマクロファージに溜まり始める。
  3. コレステロールを溜めすぎたマクロファージはじきに破裂し、アテロームという組織を肥大化させ血管を狭くする。
  4. 狭くなった部分でアテロームが破裂するとそこに血栓ができる

という流れだそうだ。


 ちなみに、スリットの間に血液を流し「サラサラ」「ドロドロ」というのをよくTVなどでやっているが、あれはまだきちんとした裏付けは無いとのこと。ま、結局は、食生活・運動・禁煙・検診という当たり前のやり方が一番のようで。


 あとは、89ページにあった、ゴミ捨て場に群がるガラパゴスフィンチの写真は、結構胸に痛い写真。