Newton (ニュートン) 2007年 06月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: ニュートンプレス
- 発売日: 2007/04/26
- メディア: 雑誌
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ちなみに、ニュートン誌があげた11個とは
- ガリレイのスケッチ(17世紀)
- ヨーゼフ・フラウンホーファーの太陽光分光(1815年)
- エドウィン・ハッブルの銀河の発見(1924年)
- エドウィン・ハッブルの宇宙膨張(1929年)
- ヤン・オールトの銀河系電波観測(1958年)
- アポロ11号の地球写真(1969年)
- デニゥ・ウォルシュの重力レンズ(1979年)
- ブラッドフォード・スミスの系外惑星(1984年)
- マーガレット・ゲラーの宇宙大規模構造(1986年)
- COBEの宇宙背景放射(1992年)
- ハッブル望遠鏡のディープフィールド観測(1995年)
半分くらいは予想が当たったかな。地球写真は地球と月が1フレームにおさまっているボイジャーの写真かなと思っていた。分光と銀河とディープフィールドは思いついていなかった。系外惑星はここ10年あたりのホット・ジュピター系と予想したが外れ。あとは、海王星発見かハレー彗星の予言的中かのどちらかが入るかな、と思ったのだけれど。あとは、ハッブルの銀河赤方変位のオリジナルデータは初めて見た。
血流についての記事「血液の流れやすさは何で決まる?」も面白かったちなみに、高脂血症から動脈硬化、血栓と続く流れの説明も分かりやすく図示されていた。
- 不要となったコレステロールを肝臓に戻す働きがあるHDLが減ると、LDLが増加する。
- 増加したLDLは血管内壁の傷から欠陥内部のマクロファージに溜まり始める。
- コレステロールを溜めすぎたマクロファージはじきに破裂し、アテロームという組織を肥大化させ血管を狭くする。
- 狭くなった部分でアテロームが破裂するとそこに血栓ができる
という流れだそうだ。
ちなみに、スリットの間に血液を流し「サラサラ」「ドロドロ」というのをよくTVなどでやっているが、あれはまだきちんとした裏付けは無いとのこと。ま、結局は、食生活・運動・禁煙・検診という当たり前のやり方が一番のようで。
あとは、89ページにあった、ゴミ捨て場に群がるガラパゴスフィンチの写真は、結構胸に痛い写真。