k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Episode 68: Anti-Gravity Device

 邦題は、「クリスマスの電飾の危険」。ということで、原題と邦題とでターゲットがずれています。アダムとジェイミーが取り組む課題の方を邦題にしてますな。


 ということで、クリスマスツリー。毎年クリスマスツリーが燃える火事が発生している。電飾が加熱するからだと言われているがそれは本当かの検証。ポイントは2つ。どのくらい高温になるのか、その温度でツリーが燃えるのか。
 早速電飾を何種類か入手し、一晩箱の中で点灯させたままにしてみる。するとケースが溶けかけているものもあり、ショートなら起こすかもしれない。
熱の方はどうかというと、500個(!)の電球をツリーに巻き付けて一晩放置してみるが、これは発火せず。となるとやはりショートの方が怪しい。壮絶なたこ足配線を行い上限の倍以上の電気を流してみたところコードが加熱・融解してショートを起こした。となると、やはりショートが主因のようだ。
 最後に、2500個のライトを乾燥させたツリーに巻き付けて実験。しかし、煙は出たものの発火には至らず。火花を飛ばしてみたところ、あっという間に炎上。結局、高温・乾燥したツリーにちょっとした原因で火が付くとあっという間に燃え上がるというのが実際のようで、単なる電球の加熱ではないようだ、という結論。


 2つめは本日のメインの反重力デバイス
まずキャリーがコマを回して宙に浮かせるキットを作成。確かにコマは浮くがこれは磁力で浮いているだけ。
次にグラントが高電圧で重力を中和するという触れ込みキットを組み立てる。驚いたことにこれは本当に宙に浮く! アダムとジェイミーもやってきて大騒ぎになる。 しかし、グラントは風が起きていることに気付く。つまり一種のイオンスラスターとなっているのではないかと仮説をたてる。そこで、真空チャンバーの中で実験を行ってみると今度は浮かない。やはりイオンのようだ。
 ここで、重力観測のプロフェッショナルの登場。U.C.バークレーのJacobsen教授(https://calnet.berkeley.edu/directory/details.pl?uid=56529 かな?)に重力測定器を持ち込んで持ち込んでもらったのだ。この装置は10億分の1の精度で重力加速度の観測が可能。その性能は、フットボール場に集まる学生による重力変化すら測定可能だと言う。
 これで測定すると当然ながら、変化はなし。
 最後にトリーが作成したのが、Hanmelによる反重力マシン(多分、http://jnaudin.free.fr/html/hammnu.htm のこと)。当然これも効果無し。
結論としては、現時点ではBusted
 ただ、実際に作ってみるというのはやはり重要で、グラントの装置はみんなビックリしてたものな。あんな簡単なしかけでも推進力は出るんだ。


 3つめは小ネタ。キャリーが、クラゲに刺されたときはウォッカで洗えば良い、という伝説を検証。わざわざ地元の水族館(http://www.mbayaq.org/)にでかけてクラゲを借りてきて実験をしていました。結果は意外にも、抗ヒスタミンを使ったのと同じくらいの効果があったというもの。厳密には、洗っただけ、薬、ウォッカの3つを比較しないといけないのだが、残念ながらキャリーの手は2本なのでした。