k-takahashi's blog

個人雑記用

Pendragon

 RPGnetに『キング・アーサー・ペンドラゴン(第5版)』のレビュー記事(翻訳)が出ていた。(こちら、http://www.scoopsrpg.com/contents/review/rev12018_King_Arthur_Pendragon_5th_edition.html) ペンドラゴンの記事を日本語で読むのは久しぶり。
 システムとしてはべた褒めですね。私も、ターゲットをきちんと絞り込んだいいゲームだと思っています。一時期RPGマガジンにリプレイ連載があったので翻訳が出るかもと思ったのですが、結局出ませんでした。レビュー中にも

このシステムはとても良い。それは明らかに我々の中にある役者魂にアピールするものであるが、そのメカニズムはまた“ダイスロールプレーヤー”に“ロールプレーヤー”になるようにと優しく説得する顕著な効果を持ち得る。

http://www.scoopsrpg.com/contents/review/rev12018_King_Arthur_Pendragon_5th_edition.html

とありますが、まさにその通り。ただ、そこが腑に落ちるまできちんとシステムに従ってプレイする必要があり、それが関門と言えば関門。なりきりプレイ系の人は間違いなくここ(感情ロール、性格ロールの影響でプレイヤーの意思に反した行動をPCが取ることがある)に引っかかるので。


 ちなみに、ペンドラゴンのキャラシートには「知力」に相当するパラメータがありません。これは、騎士はみんなお馬鹿さん、という意味ではなく(いや、モンティ・パイソンホーリー・グレイルを見ているとあながちウソでもないような気がしますが)、騎士道物語を遊ぶのに知力はほとんど影響しないということ(読み書きや詩歌はスキルで表現されている)。 この辺も、ターゲットをきちんと絞った効果と言える。


 5版は持っていたはずなのに、記述やイラストの話がちょっと記憶と食い違い変だなと思っていたのですが、私が買ったのはさらに1年後に出た別の本でした。(http://d.hatena.ne.jp/k-takahashi/20060924/1159100873
 毎年お嫁さん探しをして(ダイス修正値を蓄積できる)どこかで良い相手を見つけるとか、領地経営が苦しくて礼服が古びてくるとダサイと言ってバカにされたりとか、キャンペーンが楽しいゲームです。 それだけに、今遊ぶのはちょっと厳しいな。


 なお、先日書いたエピソード

ジオメトリカルには間違った地図というのがシナリオに出てきたことがあります。今いる町の北東に村Aが、北西に村Bが、北には森があります。で、うっかり村Aから村Bへ向かって森を抜けようとするとエライ目に遭うという塩梅。要するに、道なりに行けば確かにそれらの村にたどり着けるものの、距離とか方向とかが滅茶苦茶なわけです。もっとも、これは測量術が発達するまではむしろ当たり前だったわけなんですけどね。(で、マスター用には正しい地図がある。これで見ると全然違うわけ)

季刊RPG4号 - k-takahashi’s 雑記

はペンドラゴンのプレイでのことでした。(エライ目に遭ったのは私のPC。いや本当に迷いの森でした。(^_^))