軍事研究2008年3月号

軍事研究 2008年 03月号 [雑誌]

　大きく取り上げられているのが、例の自衛隊ガンダム、こと「ＡＣＩＥＳ」。実体は、日本版ランド・ウォーリアーなわけですが、これの詳細が解説されている。記事の署名は「阿部琢磨」となっており、聞き慣れない名前なんだが、どういう人なんだろう？

　ＡＣＩＥＳの中身は、センサー・情報系機器（カメラ、赤外線ライト、ＨＭＤ、赤外線カメラ、ヘルメットアンテナ、バッテリー、コンピュータ、銃搭載ビデオ）については民生品を大々的に取り入れ（ＣＯＴＳ）、一方、ヘルメット、ボディアーマー、８９小銃カービンモデル、ウェアラブル無線機、については技本の独自開発となっており、思ったよりもメリハリの効いた開発になっていた。
　ＣＯＴＳの有効利用について技本がかなり本気であることも記事中に記されていた。その意味で、「ガンダム」という言葉で、技本が何を作っているのかを多くの人に知って貰えたのが、最大の功績だったとのこと。なるほどね。