k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Ep.98 James Bond Special 2

 邦題は、「検証「ジェームス・ボンド」Part2」。こちらも3題。「ジョーズの歯」「ペン型爆弾」「オッドジョブの帽子」。


 「ジョーズの歯」は、「ムーン・レイカー」でジョーズがロープウェイのケーブルを鋼鉄の歯で噛み切るシーン。そんなことは可能なのか。
 まず、アダムが強化鋼で映画そっくりの入れ歯を作成、これを模型の頭蓋骨に取り付けて、直径2.5センチのワイヤーの切断を試みる。当然ながらワイヤーはびくともせず。
 次いで、ジェイミーが映画とはデザインが異なるが、より切断力の強い歯を作成。しかし、これでもワイヤーはびくともしない。工房のプレス装置を使って9tの力をかけるがやはりダメ。伝説はbusted


 「ペン型爆弾」は、「ゴールデン・アイ」でQが行ったデモ。映画では、ペン型爆弾が爆発するとダミー人形の上半身が木っ端微塵になっていたが、そんなに強力なのだろうか。
 ジェイミーがペンの内容量を測定したところ、約3ccと判明。ここに超高性能爆薬を詰め込み爆破させる実験を実施。派手に爆発するものの、木っ端微塵とはいかない。
 そこで、巨大なペン(容量20cc)を持ち出す二人。これで行うと、ほぼ木っ端微塵。
 それでも「迷ったときは、爆薬を増やせ」とさらに巨大な冗談のようなペン(容量45cc)で追加実験。さすがに大爆発で、人形バラバラでした。


 「オッドジョブの帽子」は、「ゴールド・フィンガー」で、オッドジョブが山高帽を投げて彫像の首を落とすシーン。
 何度も投げることになるので、グラントが帽子投げマシンを作成。これで、ひたすら投げ続けることになる。実際にアシスタントチームの3人が投げてみたところ、速度は14m/sと判明。
 彫像は、大理石、コンクリート、石膏の3種類を用意。帽子は鋼鉄の鍔の厚いものと、鋭いものの2種類を用意。
 大理石の彫像に帽子をぶつけたところ、見事に首が落ちて大喜びする3人。しかし、調べてみると彫像は中空と判明。これでは映画と違う。そこで、コンクリート(これは中空ではない)の彫像にひたすら帽子を投げつけ続ける。しかし、ところどころ欠けることはあっても、首が落ちる兆候はなく、bustedに。


 今回もちょっと展開不足。帽子の伝説は、ひたすら強化して、投擲速度を速くして、という展開に持ち込むかと思ったので、ちょっと残念。