k-takahashi's blog

個人雑記用

中国政府版チベット史に異議

さらにウーセルさんは自分がチベット人であるという理由で昔のチベットを擁護しているのではないと説明を加えた。彼女は、昔のチベットにおいてほとんど全ての土地を所有していた支配層の出身ではない。しかし彼女には強力な政治的家庭環境があった。両親はともに中国共産党の党員であり、父親はラサ軍事地区の副司令官、母親は退職するまでチベット自治区政法委員会の職員であった。

ウーセルさんはチベットで、“農奴の悲劇的一生”を描いた映画の数々を見ながら大きくなった。
「そのような教育を施されて私は長い間中国政府を信じていました。成長して自分でものが考えられるようになって初めて私は疑問を抱くようになり、その問いに対する答えを模索するようになったのです。私はそれまでずっと騙されていたことに気づいたのです」

チベット人作家、中国政府版チベット史に異議 | ダライ・ラマ法王日本代表部事務所