k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Ep.112 Coffin Punch

 映画「キル・ビル」の中で、主人公が生き埋めにされた棺桶から脱出するシーンがある。パンチで板を壊し、土を掻き出して外に抜け出すシーンである。そんなことは可能なのだろうか。 という検証をアシスタントチームが担当。
 まず、距離8cmから繰り出すプロのパンチ力を測定。格闘家のJ・フィッチ氏の協力を得て実際に仰向けから真上に繰り出すパンチの力を測定したところ、1400ポンドと判明。グラントがこれと同じパワーを持つパンチマシンを作成する。映画と同じ仕様で作った棺桶の中にこのパンチマシンを入れ、何回で板が壊れるかを測定したところ、600回叩いても板は割れないと判明。上に6フィート分の土を盛って板を強く固定しても結果は同じ。この時点でBusted判定。
 では、なんらかの方法で板が割れたら脱出できるだろうか。これをトリーとグラントが身を以て実験する。深さ2フィートなら、棺桶に崩れ混む土をかき分けて脱出できるが、6フィートとなると落ちてきた土で身動きがとれなくなってしまう。ということで、最終判定もBusted


 アダムとジェイミーは「所持品の防弾効果」の実験。色々と身につけているもの、例えばIpodや警官バッジに防弾効果があるかどうかという話である。
 まず、警官バッジ。40口径の拳銃でバックルを撃ってみるが当然のように貫通する。ところが、ニッケル・青銅製の楯型バッジはなんと弾丸を受け止めてしまった。驚くアダム。本当に防弾効果があったとは。
 iPodAK47の銃弾を防いだという伝説もあるので試してみるが、もちろん軽く貫通。この伝説は元ネタがあり、AK47で撃たれたときiPodに当たったことと被害者が生き延びたことは事実だが、「被害者は防弾チョッキを着ていた」のだそうで、そりゃ理由が異なるよね、ということに。
 別の伝説でピザの宅配人が散弾で撃たれたときにピザで助かったという話がある。そこで、ピザ3枚を保温バックに入れて、そこを散弾で撃ってみると確かに弾丸のほとんどが止まることが判明。但し、この散弾は鳥撃ち用の一番貫通力の低いもの。それではバックショットと呼ばれる貫通力のあるものはというと当然のごとく貫通。そこで、バックショットを止めるには何枚のピザが必要か、という実験を始める二人。結果として、ピザが14枚分なら止められることが判明。もちろん実用性はない。


 その後に、人体(脂肪や筋肉)の防弾効果を調べるが、もちろん人間サイズでは防弾できず。
最後は、身の回りの品で防弾グッズを作成するアダム・ジェイミー競争試作。ジェイミーが作ったタイルのコンクリート固め(FGR95などという特殊なコンクリが身の回り品かどうかはともかく)はなかなかの防弾効果を示していました。(45口径弾やバックショットは防いでいた)


 関連ビデオはこちら。
http://dsc.discovery.com/videos/mythbusters-bullet-proof-belt-buckle.html