k-takahashi's blog

個人雑記用

Race for the Galaxy

Race F/T Galaxy

Race F/T Galaxy

RIO GRANDE GAMES 社が発売している銀河帝国建設競争ゲーム。別名、「多人数シム銀河帝国」。Raceとは上手く名付けたもので、早く帝国を建設する競争なんですね。お互いの妨害要素はあまりありません。
 自分がやりたいことが複数あるときに、「他のプレイヤーはどの手を選択するかな」と推測し、その裏のかき合いぐらいです。


 各ゲームターンは「探索」「開発」「植民」「消費」「生産」の5つのフェイズから構成されています。この5つのうちどのフェイズが実行されるかが決まっていません。各プレイヤーは極秘に1枚カードを選びそれを一斉に公開します。このとき誰も選ばなかったフェイズは飛ばされてしまうのです。腹の探り合いはここくらい。


 今回のルール確認プレイでは、「オールド・アース」と「ネオ・スパルタ」の競争だったのですが、発展推移はこんな感じでした。

オールド・アース

  • 生物資源の豊富な星に植民
  • 宝石産出星に植民
  • 遺伝子研究所設立
  • 先行種族の居住星に植民
  • 鉱業コングロマリット創設
  • 芸術家惑星植民
  • 亡命者惑星植民
  • 先遣部隊の創設
  • 商人ギルド結成
  • 鉱山惑星植民
  • ニュー・アース発見
  • 異星人ロボット工場惑星植民

ネオ・スパルタ

  • は虫類惑星征服
  • エイリアンロボット前哨惑星征服
  • ブドウ惑星植民
  • 銀河新秩序発布
  • 放射能惑星植民
  • リゾート惑星植民
  • 投資資金導入
  • 宇宙海兵隊創設
  • エイリアン技術研究所創設
  • 新サバイバリスト惑星征服
  • ドロップシップ開発
  • エイリアン偵察ロボット惑星支配

 勝利得点計算だと、最後の工場惑星でオールド・アースの逆転勝ちでした。


 展開はかなり行き当たりばったりでしたが、こういうディテールが好きな人は楽しめます。あるいは、各カード毎にボーナスがつくので、その組み合わせで高速・高得点を狙う楽しみもあります。
 この辺のコンボ狙いの楽しさが、高評価を得ている理由の一端かと思います。

カード

 本ゲームの一番の特徴は、カードの機能美。

  • ヘックスがVP
  • ○は移住/征服コスト
  • ◇は開発コスト
  • 目のマークはカードを見る
  • 手のマークははカードを得る
  • $は売る時
  • 色は、赤が軍事、茶/黄/青/緑が産物を表す

というようになっています。また能力がどのフェイズに適用されるかも、カードを見ると分かるようになっています。例えば

このカードは、開発に1コストかかり、勝利得点は1点。第Iフェイズ(探索)のときに、カードを1枚多く見ることができ、第IIIフェイズ(植民)の時に軍事力+1と計算します。



このカードは、植民に3コストかかり、勝利得点は2点。第$フェイズ(交易。消費フェイズの一部)の時に緑(生物資源)をこの星に売ると手札2枚を得ることができ、第Vフェイズ(生産)時には茶(鉱物)を産出します。



このカードは、開発に1コストかかり、勝利得点は1点。第IIフェイズ(開発)に開発を行うとカードを1枚得ることができ、第IVフェイズ(消費)に、何かの産物を売ると勝利得点1点を得られます。