- 作者: Thomas Lehmann
- 出版社/メーカー: Rio Grande Games
- 発売日: 2007/06
- メディア: おもちゃ&ホビー
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
自分がやりたいことが複数あるときに、「他のプレイヤーはどの手を選択するかな」と推測し、その裏のかき合いぐらいです。
各ゲームターンは「探索」「開発」「植民」「消費」「生産」の5つのフェイズから構成されています。この5つのうちどのフェイズが実行されるかが決まっていません。各プレイヤーは極秘に1枚カードを選びそれを一斉に公開します。このとき誰も選ばなかったフェイズは飛ばされてしまうのです。腹の探り合いはここくらい。
今回のルール確認プレイでは、「オールド・アース」と「ネオ・スパルタ」の競争だったのですが、発展推移はこんな感じでした。
オールド・アース
- 生物資源の豊富な星に植民
- 宝石産出星に植民
- 遺伝子研究所設立
- 先行種族の居住星に植民
- 鉱業コングロマリット創設
- 芸術家惑星植民
- 亡命者惑星植民
- 先遣部隊の創設
- 商人ギルド結成
- 鉱山惑星植民
- ニュー・アース発見
- 異星人ロボット工場惑星植民
ネオ・スパルタ
で
勝利得点計算だと、最後の工場惑星でオールド・アースの逆転勝ちでした。
展開はかなり行き当たりばったりでしたが、こういうディテールが好きな人は楽しめます。あるいは、各カード毎にボーナスがつくので、その組み合わせで高速・高得点を狙う楽しみもあります。
この辺のコンボ狙いの楽しさが、高評価を得ている理由の一端かと思います。
カード
本ゲームの一番の特徴は、カードの機能美。
- ヘックスがVP
- ○は移住/征服コスト
- ◇は開発コスト
- 目のマークはカードを見る
- 手のマークははカードを得る
- $は売る時
- 色は、赤が軍事、茶/黄/青/緑が産物を表す
というようになっています。また能力がどのフェイズに適用されるかも、カードを見ると分かるようになっています。例えば
このカードは、開発に1コストかかり、勝利得点は1点。第Iフェイズ(探索)のときに、カードを1枚多く見ることができ、第IIIフェイズ(植民)の時に軍事力+1と計算します。
このカードは、植民に3コストかかり、勝利得点は2点。第$フェイズ(交易。消費フェイズの一部)の時に緑(生物資源)をこの星に売ると手札2枚を得ることができ、第Vフェイズ(生産)時には茶(鉱物)を産出します。
このカードは、開発に1コストかかり、勝利得点は1点。第IIフェイズ(開発)に開発を行うとカードを1枚得ることができ、第IVフェイズ(消費)に、何かの産物を売ると勝利得点1点を得られます。