k-takahashi's blog

個人雑記用

SF作家はこう考える

 

日本SF作家クラブの60周年企画のひとつ。SF作家になりたい人向けのアドバイス(これはすなわち、現在のSF環境の説明である)、SF作家としての活動はどんなものかの紹介(こちらも現在のSF環境の説明になる)などが書かれている。

個々の作家さんについては、一応SF作家クラブがよしとするところの人達といったところ。SF大会とかの現場で聞くと臨場感とかあってもっと面白いかもしれないなとも思った。

 

一つ興味深かったのが「SFプロトタイプ」。昔はSF作家が企業の広報誌や企業がお金を出した雑誌の企画ページとかにコラムや短篇を載せていたり、企画自体に協力したりしていたことがあるが、それの現代版といった位置づけになっているようだ。なんらかの専門性がある作家ならそうした形でお金とコネと実績をつかむことができる。SFというジャンルは、その蓄積された方法論的なところも含めて、将来ビジョン検討ブレストに協力しやすいというところはあるのだろう。良いSFができるかどうかはともかく、企業団体活動へのサポートには十分なるし、作家の支援にもなるし、私が以前思っていたよりも良い活動のようだ。