k-takahashi's blog

個人雑記用

アグリコラ

アグリコラ (Agricola) (日本語版) ボードゲーム

アグリコラ (Agricola) (日本語版) ボードゲーム

 2008年のドイツゲーム大賞、国際ゲーマーズ大賞受賞作。一言で言えば「農場を発展させろ」というゲーム。
ボードはこんな感じで

ルール確認用のソロプレイのときなので、やたらに家畜がたくさんいます。 自分の土地は画面下部の3×5=15マスの区画。この中に、家・畑・牧場の3種類を作っていきます。家は人が住むのに必要(人は労働力=アクション数)、畑は作物を育てるのに、牧場は家畜を飼うのに必要(作物や家畜や食料にすることもできるし、勝利得点にもなる)です。
 最初は、家が2部屋あるだけで、14ターンの間に発展をさせることになります。


 ゲームのバリエーションは、毎回異なる「小発展」と「職業」カード。300枚の中からランダムに配られるこのカードを使いこなして発展させていくのが計画・リソース管理の部分のキモになります。


 一方、各ターンで実行できるアクションですが、全プレイヤー共有でしかも特定のアクションは1ターンに1回しか実行できません。例えば「木材の伐採」を誰かが行ったらもう誰もそのアクションを選べません。(社会全体でリソースが限られているから、という解釈なのでしょう。) 基本的に他のプレイヤーの活動を妨害するルールは無いのですが、これがあるため、競争相手のことをよく考えないと、やりたいことができずに手詰まり、ということになりかねません。


 カードやトークンの使い方がうまく、最近のゲームの常として細かいルールをカードに落とし込んでいるので、ルールは分かりやすいです。ただ、ルールブックのできは今ひとつでした。きちんと書いてあるのですが、記述があっちこっちに飛ぶことがあり、初見の時には分かりにくかったです。


 これも、何度か遊んで「作戦を立てる」→「プレイ時に調整をする」という段階まで進むと俄然面白くなるタイプみたいですね。反復前提のゲームにしては、一プレイの時間はやや長め。あと、ボードをたくさん拡げるので狭い部屋だと苦しいかも(アーカムホラー程度の場所が必要)。