k-takahashi's blog

個人雑記用

Google Books

なぜか見過ごされがちだが、Google Book Searchに、自分の持っている本を登録してライブラリとして管理できるのは非常に便利だ。Googleがその本をスキャンしていれば、登録した本の内容を検索することができる(スキャン済みであることも多いはずだ)。確かに読んだはずなのだが、どこで見たのかがどうしても思い出せないフレーズや情報を、パーソナルライブラリで検索することができるのだ

持っている本を登録すると、Googleで本の中身が検索できる | TechCrunch Japan

はずかしながら、上記の機能「マイ・ライブラリ」を知りませんでした。


 自分の持っている本、読んだ本をこのライブラリに登録しておくと、「現在のユーザーさんのライブラリを検索」によってそのリストの本の中に対して検索をかけることができます。デスクトップサーチで、ディレクトリを指定して検索するようなイメージ。
試しに手元の洋書を何冊か登録(未収録の本ばかりなのが悲しい)して試してみたところ、これは面白い。
 似た内容がどこかにあったなとか思って探すのには非常に便利。


 和書も登録はできましたが、検索はできませんでした。またしても、悪性ガラパゴスだよ、とほほ、と言いたいところだけど、洋書でもプレビューなしはまだまだ多いな。("Rules of Play"は検索可能でした。ダニガンの"How to make war"はダメ。クロフォードの"The art of interactive design"(「インタラクティブデザイン論」の原書)はOK。"Dungeons and Dragons for Dummies"は検索可能。"The Book of Eibon"(「エイボンの書」の原書)は検索可能だったけど、TRPGサプリメントはほとんどなし。"The Arthurian companion
"は制限きついけど一応検索可能。わ、"An H.P. Lovecraft encyclopedia"は検索可能だ、こりゃ凄い。)



 これ、きちんと商売にして欲しい。雑誌の定期購読者に対して、過去のバックナンバーへのアクセス権を認めるとか、すぐ始められる方法はいくらでもあるだろう(認証なんかは、それこそ、OpenIDでもなんでも使えばいい)。
利権関係者がいくら邪魔したって、最後にはGoogleはやってしまうだろう。ならば、読者を敵に回すよりは読者のためにやった方がいいと思う。