k-takahashi's blog

個人雑記用

ロール&ロール 81号

Role&Roll Vol.81

Role&Roll Vol.81

特集は、「SW2.0」のテクニカルサポート。魔剣やNPCのランダムチャートとそれをベースにしたサンプルシナリオが2本。ランダムチャートとその活用の具体例ということで、目の付け所は悪くないと思うのだが、それならば、シナリオの作成過程をもう少し丁寧に書いて欲しかった。そこで他のサプリメントやシナリオネタをうまく生かすとか、修正をするとかの過程が大事なんだから。


アーカム計画は、「お助け相談室」。こちらは、プレイ中によくあるちょっとした困りネタの解説と解決案の紹介。

  • 職業を自由に選ばせたらメチャクチャになった
  • 一般人設定したら、神話的事件に関わろうとしない
  • ダイス判定にみんな失敗した
  • その場にいたPCが全員SANチェックに失敗して、狂気に陥ってしまった
  • 神話生物を数字の塊としか見ないプレイヤー
  • 戦闘リスクの軽減


ボードゲームジャンクションは「狂気の館」。「アーカムホラー」のルールを軽量化し、怪しげな館を探索するゲーム。先日のゲームマーケットにも一台持ち込まれていた。


安田均氏のコラムは、パズル性とストーリー性の融合の話。
アドベンチャーゲームの再生として「ヒドゥン・オブジェクト」系のゲームを捉える見方。安田氏によれば、

  • パズル部分とストーリー部分が密接ではなく近くて遠い関係になっていること。
  • パズルの回答をかなり露骨なヒントの形で示していること。

がポイントととなるとのこと。
というところまでで1ページのコラムが終わってしまっていて、食い足りないことこの上ない。ロール&ロール誌で、この辺を突っ込んだ記事を書けない事情は分かるんだけど、どこかにもうすこしきっちり書いてくれないものだろうか。(SNEのページとかにインタビュー形式でちょこちょこ載っているのは知っているけれど、きちんとまとまったのが読みたい。)