- 出版社/メーカー: アークライト
- 発売日: 2011/06/10
- メディア: おもちゃ&ホビー
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ただ、私が一番面白いと思ったのは、小野卓也氏の「ドイツ年間エキスパートゲーム大賞」の記事。ファミリー路線に舵を切ったドイツゲーム大賞は、重量級ゲームを「ノミネート」することで対応してきた。そして、
なぜ値段はどんどん高くなるのにシンプルになっていくのか。なぜクラウス・トイバーが真の新作を何一つ発表しないのか。なぜリメイクと拡張ばかりなのか。なぜライナー・クニツィアは全く年間ゲーム大賞を受賞しないのか。(p.21)
といった反省を踏まえ、ファミリー路線の次を示すような賞を設立したのだそうだ。
「良い賞とはどんなものか」、「遊ぶ人にも作る側にもメリットを出すためにはどうすべきか」、といったことを真剣に考えている様子が伝わる記事だった。