k-takahashi's blog

個人雑記用

ダライ・ラマ14世、「英女王のようにはなりたくない」

記事のタイトルを見たとき、どういう意味だろうと訝しんだのだが、

模倣したくないモデルとして英国の立憲君主制を挙げ、「儀礼的役割?私は英国の女王のようにはなりたくない。もちろん個人的には彼女のことを非常に尊敬している。しかし制度として儀礼上の元首というのは結局、何かしなければ、単なる傀儡(かいらい)だ。声明を書くのは誰か他の者で、それを読むだけだというのか?そういう状態を表すのにぴったりな言葉を知っている。パペット(操り人形)だ」と冗談ぽく述べた。

ダライ・ラマ14世、「英女王のようにはなりたくない」 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

猊下立憲君主制における君主の役割を知らないはずがなく、「自分はこれからも責任を負って活動する」という宣言と捉えるべきなのだろう。 

「私の引退によって、チベット仏教の指導者という役割と政界を分離した。次のダライ・ラマにとって、そのほうがずっと安全だろう」と語った

ダライ・ラマ14世、「英女王のようにはなりたくない」 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

こちらの発言と合わせると、中共の弾圧に曝されているチベット文化の守護者としての活動に専念するし、次代のダライ・ラマにもそれを期待するということなのだろう。


世界を見渡せば、イギリスや日本のような制度は贅沢でもあるのだな。