ディスカバリーチャンネルの番組 "Surviving D-DAY"をビデオ鑑賞。制作は２０１０年
http://military.discovery.com/videos/surviving-d-day-videos/
オマハビーチの最初の12時間を扱ったドキュメントで、インタビュー、当時の映像、再現映像を組み合わせた、ディスカバリーの基本的なフォーマット。
本番組のポイントは、「ちょっとした違いが生死を分けた」というところ。
上陸用舟艇で船酔いになったものは、溺死する者が多かったが、それは船での豪華な朝食を食べたかどうかに大きく依存した。
MG42の弾道は水中に入るとすぐに減衰し、１ヤードも進めば殺傷力を失った。だから、銃撃がどこで水中に入ったかで全然違う結果を出した。
パラシュートのハーネスが米軍と英軍とで違いがあり、英軍の方がスムーズに着脱できた（５秒で外せる、という実験映像付き）。これが湿地に着陸した兵士の生死を分けた。
などなど。
映像としては、シャーマンDD（水陸両用シャーマン）の映像とか、アフリカや英本土での偽装（ニセ戦車とか、戦車をトラックに偽装するアイテムとか）の映像が面白かった。
他に細かい話として、
ユダヤ系の兵士にはドッグタグの宗教の部分を偽装することが許されていたとか、
ロンメルはサレルノとオマハの地形の類似性を指摘して準備を指示したとか、
が面白かった。
