k-takahashi's blog

個人雑記用

ネーミングセンス

私の関連業務はプロジェクト形式のものが多く、それらの大半のものには名前がが付けられている。(プロジェクトの名前だったりプロダクトの名前だったり)
大半は可もなく不可もなくという感じの名前だし、関連した製品には関連した名前をつけるという程度のことが多いのだが、ときどき困ったものが現れる。
実用上一番困るのが、紛らわしい名前。特に同時期に似たような名前、あるいは略称が紛らわしくなる名前を付けられると本気で迷惑なのだけれど、天から降ってくる場合変更して貰えることはまずない。仕方がないので現場は勝手に別の名前を付けたり、区別しやすいように前後に何かを付けたりして対応することになる。(で、これが偉い人向けの資料に紛れ込んだりして、ネーミングした本人に見つかると怒られるわけだが……)


あるいは、センスの乏しい私の目から見ても「ださいなあ」と感じるものもある。
自虐ネタやウケ狙いの変なネーミングというのはしばしばある(そして、そういうのは大抵は失敗する。)けれども、そうではなく付けた本人はネタではなく本気で格好良いと信じ込んでいることがある。
意味が分からないとかピンとこないとかではなく、「いや、それはダメだろう」というものを、なぜか発案者ばかりが自信満々で「良いだろう」と自画自賛している。
こういう根本的にダメな感じがするネーミングを私は「E電的」と呼んで、温かい目で見守りつつできるだけ関わらないようにしているが、この種の「E電的」ネーミングは、時折わき出てくる。


ある種の突然変異なのかもしれないけれど、周囲としては、できるだけその「E電的ネーム」を使わないようにしている。そうすると、やはり大半の人は同じように思っているので、そのうちみんな別の名前を使うようになっていく。典型的には無味乾燥な文字列である型番で呼ぶようになり、そうなれば一件落着。


(いや、今日変なのが降ってきたので……)