上記の情報処理学会誌2012年12月号に掲載されていた、竹内郁夫氏のコラムから。
私用の携帯電話を買いに行ったとき、Ｖ社の店に入って一番安いＳ社の機械を見つけて買った。早速、Ｖ社のＳＩＭカードを入れて接続確認。するとどうもうまくいかない。それはないだろう、と思ったが、担当の男性店員がとうとう諦めて「Welcome To Egypt」と言った。最初「？？」と思ったが、これがなにか不具合が起こったときの外国人に対する一般的な挨拶らしいことに気がついた。これには「Thank you」としか応えようがない。しかし、ちゃんとすぐ近くにある商売敵のＥ社というキャリアの店を紹介してくれた。それ以来、「Welcome to Egypt」は、エンストしたタクシーなど、いろんなところで聞くようになった。(p.1315)
イスラム圏には「インシャラー」という便利な言葉がある（コラム中にも出てくる）が、エジプトには、外国人向けの言葉もあるのか。さすが観光大国（おい）。
