k-takahashi's blog

個人雑記用

電子書籍の未来

情報処理2012年12月号

情報処理2012年12月号

電子書籍の未来」という特集記事で、今年の9月〜10月に書かれた論文が掲載されているのだが、既に古くなり始めているというのがとんでもないなあ、というのが感想。
なんか、既に感覚的には歴史の領域に追いやられてしまっていたのだが、Googleブック検索の和解問題ってたった3年前のことだったのだな。
あとは、日本では1990年代には電子書籍ではなく、デジタルブック、電子本、、電子出版という言い方の方が一般的だったことも書いてあった。


課題の多くは、ビジネスや権利処理関係、政策ということもあり、技術記事は少なめ。(村田真氏によるEPUB3の論文があるが、これも位置づけや標準化動向の解説が中心)
ある意味、電子書籍の問題が技術では無いのだということが納得できる特集だった。