k-takahashi's blog

個人雑記用

マッチ箱の脳 〜ちょっと古いけれど、初心者向け人工知能入門

マッチ箱の脳(AI)―使える人工知能のお話

マッチ箱の脳(AI)―使える人工知能のお話

常日頃「AIについては素人をだませる程度になら、詳しい」とうそぶいている
(中略)
興味を持って貰えれば、成功も同じ
(あとがき、より)

株式会社ムームーの森川幸人氏による、AI入門書。ちょっと古い(2000年の本)ので、ところどころアップデートが必要な記述もあるけれど、ニューラルネット、GA、エキスパートモデル、学習、といったあたりを分かりやすく説明している。
この辺のAIの基本的な考え方が変わったわけではないので、今でも入門書としてはお薦めできる。


タイトルの「マッチ箱の脳」というのは、実際にニューラルネットとかの動きをマッチ箱を使って、自分の手で動かしてみる方法が紹介されているところから付けたようだ。
もちろん、プログラムを書ける人なら『ゲーム開発者のためのAI入門』あたりのコードを動かした方が早いだろうけれど、本書はあくまでも初心者想定ということで。


当時は、『アストロノーカ』(1998年)や『頑張れ森川君2号』(1997年)が出た直後くらいだったので、その話も。なお、どちらもソニーのゲームアーカイブズで配信されてます。