k-takahashi's blog

個人雑記用

「異字同訓」の漢字の使い分け例(報告)

文化審議会国語分科会が21日付で発表した資料。

本報告「「異字同訓」の漢字の使い分け例」は,上述の経緯により漢字小委員会で作成したものを分科会において了承したものである。以下,常用漢字表に掲げられた漢字のうち,同じ訓を持つものについて,その使い分けの大体を,「前書き」「使い分け例の示し方及び見方」及び「本表」に分けて報告する。

http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/bunkasingi/pdf/ijidoukun_140221.pdf

あくまでも例示であって

こに示す使い分け例は,一つの参考として提示するものである。したがって,ここに示した使い分けとは異なる使い分けを否定する趣旨で示すものではない。また,この使い分け例は,必要に応じて,仮名で表記することを妨げるものでもない。

http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/bunkasingi/pdf/ijidoukun_140221.pdf

という位置づけになっている。


ATOKを使っていれば同音異義語の場合はガイダンスが出てくるのだが、こういうガイダンスは有用。とくにこの資料の場合は、補足の説明が面白い。例えば、

「花火があがる」は,「空中に浮かぶ」花火の様子に視点を置いて「揚」を当てるが,「空高く上がっていく(高い方に動く)」花火の様子に視点を置いた場合には「上」を当てることが多い。

http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/bunkasingi/pdf/ijidoukun_140221.pdf

こんな感じ。


これ、国語の学習資料として凄くいいと思う。