ソーシャルマシン M2MからIoTへ つながりが生む新ビジネス (角川EPUB選書)
- 作者: ピーター・センメルハック,小林啓倫
- 出版社/メーカー: 角川アスキー総合研究所
- 発売日: 2014/04/10
- メディア: Kindle版
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人間はあらゆるものを擬人化する
(No.330)
ならば、機械を擬人化してしまい、そういう機械とソーシャルな結び付きを得ても良いのではないか? それは人々の暮らしを改善し、ビジネスにもなる。というようなことをまとめている一冊。
事例は豊富だし、説明も分かりやすい。ただ、本気でIoTビジネスを考えているような人にとっては「いや、それは分かっているよ」というような内容だとは思う。
エコシステムや、ソーシャルマシンの7要素とか、といった形で上手に整理されているので、IoTをビジネス提案するのにまとめ方で苦労している人は、本書から良いプレゼン用のネタを引っ張り出せると思う。
ギーク系の人が見落としがちなところにも目が届いているので、そういう視点で読むのも良い。
ティーネイジャーであれば、手の中にある携帯電話に届くショートメッセージから、癒やしや生きているという感覚を得られるかもしれない。しかし彼らは以外の世代では、そうではない場合が多いのだ。
(No.268)