k-takahashi's blog

個人雑記用

ニュートン 2014年8月号

特集は新エネルギー。技術的にはあまり目新しい話はなし。コストの解説ページは、ちょっと作りが恣意的。コストダウンの技術開発を真剣にしないといけないのはもっと強調したほうが良いと思う。

メタン菌は火星環境でも生息できる(p.9)

火星の土壌を再現し、そこでメタン菌を培養したところ、2種類が生き残ったという実験について。
ただ、昨年のキュリオシティの実験ではメタンの確認ができておらず、もっと調査は必要。

衝突銀河写真集 (pp.48-)

NASAESAが撮影した衝突銀河の写真。衝突すると星間ガスがぶつかり、星が形成されていく。
巨大銀河同士の衝突だと楕円銀河、巨大銀河と小さな銀河の衝突や未衝突だと渦巻銀河、になるというのが現在の定説らしい。

ウユニ塩原 (pp.78-)

「天空の鏡」で有名なウユニ塩原の写真。
乾期の写真では、水が干上がって析出した塩が四角形や六角形の模様となっている。

原子はある、となぜいえる? (pp.114-)

科学の仮説はどのように実証されていくのかについての記事。
今、原子の存在を疑う人は少数派だが、それはどのように確かめられていったのか。例えば、水素と酸素を化学反応させると水になり、このとき水素と酸素と水との比率は一定だが、これは証拠となるのか?実は確実な証拠ではない。この時点では「便利な仮説」に留まっている。
同様に、気体の圧力と体積の関係も。
実は、アインシュタインの論文が出て、これがジャン・ペランにより検証されることで、ようやく原子が存在する実験的証拠が得られた。