k-takahashi's blog

個人雑記用

滲出型加齢黄斑変性のiPS移植実験

移植手術を受けたのは「滲出(しんしゅつ)型加齢黄斑(おうはん)変性」という目の難病で、既存の治療法では効果がなかった患者。自分の皮膚細胞から作ったiPS細胞を使って、網膜の働きを助ける網膜色素上皮細胞を作り、シート状に加工して病変部に移植した。

http://sankei.jp.msn.com/science/news/140912/scn14091217200005-n1.htm

7月に

iPS細胞(人工多能性幹細胞)による世界初の臨床研究を進める理研発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の高橋政代プロジェクトリーダーは2日、短文投稿サイト「ツイッター」上で、「まだ始まっていない患者さんの治療は中止も含め検討する」と投稿した。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140702/waf14070211270010-n1.htm

という件があり、心配していたのだが移植手術は無事に済んだようだ。もちろん、この後の経過観察も重要で、これは一歩に過ぎない。もちろん、大きな一歩ではある。
理研のリリースはこちら。

本日、「滲出型加齢黄斑変性に対する自家iPS細胞由来網膜色素上皮(RPE)シート移植に関する臨床研究」における第一症例目の被験者に対し、iPS細胞由来の網膜色素上皮シートの移植を行いましたので下記の通りお知らせ致します。

第一症例目の移植実施について | 理化学研究所