Newton (ニュートン) 2014年 11月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: ニュートンプレス
- 発売日: 2014/09/26
- メディア: 雑誌
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消化系、循環系、皮膚と骨格、感覚器と脳、といった感じでいつもように豊富なイラストで解説。病気の所の写真は、人によってはちょっと苦手に感じるかも。
特に新しい話はない、と言いたいところだけれど人工心臓のインタビュー(「ジャービック7」の開発者のロバート・ジャービック博士と心臓外科医の中好文教授)は面白かった。
電源ケーブルを耳の後ろから出すことで感染症を低減できるが手術の手間は増えるとか、補助人工心臓の自動制御を止めて患者さんに直接操作させたほうがうまく制御できるとか。
あとは私も勘違いしていた話が一つ。
「舌の先では甘み、側面では酸味、そして根本付近では苦みを感じる」といった説を耳にしたことはないだろうか。しかし実は、この“味覚地図”の捉え方は正確ではない。
たとえば、舌の先端や奥よりも側面後方の方が、より低い濃度の酸味物質を検出できる傾向がある、と報告されている。しかし舌の側面後方は、酸味物資を検出できる下限より100倍胃異常も低い濃度の苦み物質も検知できる。
実際には、舌は基本的にどの部分でも、1苦み、2酸味、3甘みもしくは塩味の順に敏感である。
(p.94)
子供の頃、スポイトで砂糖水を垂らす実験をやって、ふーんと思ったのだが、あれは気のせいだったんだろうか。
ちなみに、味蕾は喉にもあり、これが「のどごし」に関わっているそうです。